ひょうご就農支援センター

新規就農者の声Voice of seniors

先輩No.179

継続的な地域貢献を実現する体系作りに取り組んでいる。

取材日:令和7年9月
朝来市山東町で森下農園株式会社を経営する森下省吾さんを取材しました。

森下省吾氏の写真

農業をめざした動機・きっかけは?

森下氏:元々地域貢献がしたい思いがあり、また、手伝いで両親の稲作を手伝っていたが、米価が安い事もあり限界が見えていた中、継続するか辞めるかの二択の内、継続する事を決意し、就農した。

就農後、規模拡大する中で遊休農地や耕作放棄地の解消ができているので、地域貢献ができている。

森下農園株式会社は、地域貢献を核とする会社と位置付けており、継続的な地域貢献を実現する体系作りに取り組んでいる。

良かった点、嬉しかったことは?

森下氏:遊休農地の解消のためにあふれていた農地を預かり、地域住民から喜ばれるなど地域に貢献できている。
年齢が近い若い農業者と共同出荷といった様々な取組にチャレンジできる。
自身が立てた計画を実践し、その結果が確かめられる。
自分だけではなく、従業員とチームを組んで活動できる感覚がある。

苦労した点は?

森下氏:資金繰りに苦労している。
中山間地域では獣害対策や法面の草刈りなど特有の管理をしなければならず、苦労している。
休日でも農作物が気になり、休みにくい。

収穫した岩津ねぎ
収穫した岩津ねぎ
「農業は経営管理スキルが必須なため甘くない世界だが…。」

森下氏:農業は自身が栽培する農作物で得られる売上とそれに掛かる経費を認識する経営管理スキルが必須なため、甘くない世界。
だが、日々観察し、適切に対処するなどして農作物に向き合う程、しっかりと結果が返ってくる世界でもある。しんどい思いはするだろうが、目標を立てて、継続的に頑張ってほしい。

新規就農(令和7年9月取材時点)先輩DATA
森下省吾氏写真

屋号:森下農園株式会社氏名:森下省吾(もりしたしょうご) 住所:朝来市山東町早田 年齢:34歳 就農区分:Uターン

【就農から現在まで】 2022年4月 離職 2022年4月 就農 2022~2025年 水稲に加え、岩津ねぎやピーマンなど の品目を追加しつつ、規模を拡大 2025年3月 森下農園株式会社を設立 2025年9月 現在に至る

【農業経営の状況】 農地:12.2ha(借地11.7a) 施設:ビニールハウス150㎡ 経営内容:水稲5.8ha、岩津ねぎ2ha、 黒大豆枝豆3ha、白ねぎ35a、 ピーマン15a、その他0.9ha 労働力:本人、妻、雇用1名、パート6名 出荷先:卸売会社、直売、JA等

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